ニュース・フラッシュ
2010年7月5日
ロンドン
フレンチ香織
カザフスタン:Rio Tinto、Tau-Ken Samruk公社、共同探鉱・採掘に係るMOUを締結
地元紙等によれば、Rio Tinto(英)とカザフスタンのTau-Ken Samruk公社は6月30日、共同探鉱・採掘に係るJV事業の形成に係るMOUを締結した。本JV事業は50:50の参加比率で、本MOUによって、Tau-Ken Samrukは探鉱・生産権やその他の権利を得るために介助し、Rio Tintoは技術協力、及び探鉱、採掘、製錬プロセスなどのグッドプラクティスを共有する役割を担うこととなっている。Tau-Ken SamrukのCEOは、「本JV事業によって、銅、金、ボーキサイト、鉄鉱石を探鉱する方針である」と述べている。
カザフスタンのTau-Ken Samruk鉱山公社は、2009年1月15日に設立された。同社の株式はすべてカザフ政府保有の基金(National Welfare Fund:Samruk Kazyna)が保有している。Samruk Kazynaの公式発表によれば、Tau-Ken Samruk鉱山公社の目的は、環境や次世代を配慮する民間部門とのパートナーシップを通じて、固体鉱物資源(SMR:Solid Mineral Resources)の探鉱、採掘、製錬に参画し、同国の鉱業生産及び冶金部門の競争力及び鉱山資産の価値を高めることで、同公社は、カザフスタン地下資源法の第71条に則して、譲渡される地下資源利用ライセンスの買収や、ライセンスを所有する法人の権益獲得に関して国家優先権が付与されている。
(詳細:http://www.samruk-kazyna.kz/page.php?page_id=2843&lang=3&news_id=633)