ニュース・フラッシュ
2010年7月12日
リマ
山内英生
ペルー:Xstrata Copper社のAntapaccayプロジェクトEIA承認
7月8日付け地元各紙によると、エネルギー鉱山省は、Xstrataグループ(スイス)現地子会社のXstrata Tintaya社が実施するAntapaccayプロジェクト(Cusco県)のEIA(環境影響評価)を、7月6日付けで承認し、これを受けて、Xstrataグループは同プロジェクトに対する1,472百万US$の投資を正式に決定した。
Antapaccayプロジェクトは、まもなく資源の枯渇するTintaya鉱山の近傍に位置しており、2012年下半期に計画されている操業開始によって、Tintaya鉱山一帯の生産量は60%増加するほか、マインライフも20年間延長される見通しである。
Antapaccayでは、最初の10年間は、年間160千tの銅が生産される予定となっており、Tintaya、Antapaccay両鉱山の位置が近いことや、近代的な選鉱プラントの建設により、操業コストは低く抑えられる見通しである。
同社はこの他にも開発投資額4,200百万US$のLas Bambasプロジェクトを実施しており、2014年に操業が開始された場合、更に年間400千tの銅が生産される計画で、ペルーにおける同社の銅生産量は大幅に増加する見通しである。
