ニュース・フラッシュ
2010年7月12日
メキシコ
高木博康
メキシコ:Scorpio社がNuestra Señora多金属鉱山の生産減少を公表
Scorpio Mining社(本社:加・Vancouver)は、メキシコに保有するNuestra Señora多金属鉱山の2010年第2四半期の粗鉱処理量がボールミルAの故障により、当初計画量90千tの約23%減になると7月2日付け同社HPに発表した。 同鉱山は、Sinaloa州のCosala町近隣に位置し、商業生産に到達した初年にあたる2009年の地金生産量は、鉛1,900t、銅540t、亜鉛3,969t及び銀18.7t、また、2010年第1四半期の同生産量は、鉛797t、銅107t、亜鉛1,558t及び銀6.6tであった(平均品位鉛1.12%、銅0.23%、亜鉛2.18%及び銀81g/tの粗鉱処理量92,658t)。 現在、ボールミルA の軸の破損により、ボールミルBだけで操業している。同社は、2010年7月半ばにボールミルの修復によるフル操業を再開し、第3四半期には計画粗鉱処理量90千tを実現したいとしている。 同社は、他に2010年4月に買収を終了したCosala町郊外のLa Verde多金属プロジェクト(2012年操業開始予定)の探鉱開発を行っている。
