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- 鉱種:
- アルミニウム/ボーキサイト
インドネシア:PT Antam、アサハン・アルミニウム製錬所引継ぎに意欲を示す
地元紙等によると、PT AntamのAlwin Syah Loebis社長は、アサハン・アルミニウム製錬所の引継ぎについて、同社はボーキサイト資源及びアルミナ精錬計画を有しており、これにアルミニウム製錬が加わることは企業戦略として重要と意欲を示した。アサハン・アルミニウム製錬所は日本側58.88%(国際協力銀行及び民間企業)、インドネシア政府41.12%の権益でPT Indonesia Asahan Aluminium(Inalum)が運営しており、2013年10月末に契約期限を迎えるが、日本側は契約の延長をインドネシア政府に申し入れている。インドネシア政府は検討チームを設置しているが、M.S. Hidayat工業大臣は少なくともマジョリティをインドネシア側が取得することを主張、またMustafa Abubakar国営企業担当大臣はPT Antamを候補としたインドネシア側100%権益取得を主張している。工業大臣は、アルミニウム下流産業の振興を果たすためには原料の供給が重要だが、ここ6年間十分な供給を受けられていないとしている。
