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ニュース・フラッシュ

2010年7月13日 シドニー 原田富雄

豪:Rio Tintoは世界に波及する資源税制改変を批判

 2010年7月8日、メルボルン鉱業クラブが鉱山の取締役、アナリスト、銀行家を集め、500人以上が参加したロンドンの集会で、Rio TintoのAlbanese最高経営責任者は豪州政府が導入を試みた資源超過利潤税は資源ナショナリズムだとして批判するとともに、他の国に広がりを見せる資源税制改変に関して、産業界の反発がラッド前首相を失脚させたことを前例として各国政府は教訓とすべきと語った。
 また、豪州産業界は政府との戦いにより鉱業資源利用税導入を勝ち取ったとし、XstrataがQLD州で開発する60億A$の石炭プロジェクトの再開に続き、Rio TintoもWA州Pilbaraで開発する120億A$の鉄鉱石拡張プロジェクトのFSを再開するとしている。

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