ニュース・フラッシュ
2010年7月14日
シドニー
増田一夫
豪:ERA社Rangerウラン鉱山は雨の影響で年間生産量低下
2010年7月13日、Rio Tintoの子会社であるEnergy Resources of Australia Ltd.(本社:豪Darwin、以下ERA)は2010年4~6月四半期報告を発表し、NT準州のRangerウラン鉱山の2009/10年U3O8年間生産量は、当初計画の5,240tから18%以上減となる4,300~4,700tになる見込みであると発表した。2010年4~6月四半期の生産量は前年同期比44%減となる見込みである。例年より降雨量が増加したことにより、露天採掘ピットの底部の水位が上昇し、高品位部の採掘が制限されたことが主な理由である。5,000t以上ある売鉱契約を履行するため、在庫調整や輸送計画の見直しを行うほか、他社からの購入を行うことも検討している。
