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ニュース・フラッシュ

2010年7月19日 リマ 山内英生

エクアドル:Curipambaプロジェクト再開

 7月9日付け地元紙等によると、Curimining社は、2008年4月に鉱業指令(Mandato Minero)が発布されたことを受けて中止していたCuripambaプロジェクトについて、2010年6月3日に政府による鉱業活動の再開許可が得られたことを明らかにした。
 Curipambaプロジェクトは金、銀、銅、亜鉛等の鉱床であり、同社は2007年9月から2008年4月にかけて51本のボーリング調査を実施したが、プロジェクトの中止によって400名の人員を30名に減らすなどして対応し、今回25か月ぶりの活動再開となった。
 なお、同社は2010年20百万US$を投じて90本のボーリング調査を予定しているほか、新たに130名を雇用し、探鉱活動を実施するとしている。
 しかしながら、プロジェクト地域とその住民らは、鉱業推進派と、主に農業や環境への悪影響を理由とする鉱業反対派に2分しており、6月24日には農民による抗議行動等によってボーリング機材が損傷する被害が出るなど、活動再開早々住民問題に直面している。

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