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ニュース・フラッシュ

2010年7月20日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:CODELCOがSalvadorディヴィジョンで労働契約更改に合意

 7月15日付け地元紙等によると、CODELCO Salvadorディヴィジョンの組合労働者は、早期の団体交渉の一環として新たな労働契約更改に合意した。
 団体契約の最も重要な変更点は、労働者宿泊施設の管理最適化への対策、健康保険利用に際して労働者により大きな貢献と責任を求めること、ディヴィジョンの実際の生産結果に基づくボーナス支給の簡素化である。新たな労働契約期間は2013年8月までで、労働者は賃金アップ3%と7.5百万Peso(14,158 US$)のボーナスを受け取る。
 SalvadorディヴィジョンはCODELCOの中で最小かつ利益が最も少ない生産拠点で、当初2011年の閉鎖が計画されていた。しかし、2010年初頭、現在の銅価格水準が続けば、残りの低品位鉱石からでも利益が生じると判断され、2021年までの操業継続が決定された。
 CODELCOは更に238百万US$を投じるSan Antonioプロジェクトを実施し、Salvadorディヴィジョンの操業を2038年まで延長することを計画している。これは現在の操業箇所周辺に残された古くに確認された鉱床を採掘するもので、プロジェクト建設は2013年上半期、操業開始は2015年を計画している。

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