ニュース・フラッシュ
2010年7月26日
リマ
山内英生
ペルー:ペルー北部の多鉱種2鉱山Nyrstarが買収
7月20日付け地元紙等によると、亜鉛地金生産量が世界最大のNyrstar社(ベルギー)は、Contonga鉱山及びPucarrajo鉱山(いずれもAncash県)を買収したと発表した。
Contonga鉱山は100年前から亜鉛、銅、銀を生産し、採掘量は660t/日である。一方のPucarrajo鉱山は30年前から亜鉛、銀を生産し、採掘量は1,100t/日である。
両鉱山は、Minera Huallanca社が所有していたが、Nyrstar社は負債16百万US$も合わせて引き受けることとなった。
なお、Nyrstar社は2009年10月にGold Hawk Resources社(カナダ)からCoricancha鉱山(金・銀・鉛・亜鉛・銅)の権益85%を取得している。Coricancha鉱山は2008年5月に操業を停止したが、2010年6月にNyrstar社が操業再開を発表した。更に2010年7月、Nyrstar社はGold Hawk Resources社からCoricancha鉱山の権益の残り15%を4.4百万US$で買収することで合意している。