メキシコ：New Gold社が高裁へ環境影響評価報告書認可取消しの再考書を提出

　New Gold社(本社：加・Vancouver)は、メキシコに保有するCerro San Pedro金銀鉱山の環境影響評価報告書認可の取消しに関する控訴却下に対し、高裁へ再考書を提出したと7月20日付け同社HPに発表した。同鉱山操業に反対する市民団体等の訴訟により、2009年9月に一審が同鉱山の環境影響評価報告書認可の取り消しを裁定し、2010年7月上旬、第5高等裁判所が同社の控訴を却下した(7月12日付けニュース・フラッシュ参照)。
　このため、同社は、Collegiate Court(控訴の再考を審議する裁判所)に対し再考書を提出した。この再考の審議期間は4～6か月である。再度控訴が却下された場合に、同社は最高裁に上告することができ、最高裁で裁定が下されるまでの間、同鉱山の操業は保障されている。