ニュース・フラッシュ
2010年8月3日
サンティアゴ
菱田 元
チリ:Candelaria鉱山が海水淡水化プラント建設のEISを提出
7月29日付け地元紙等によると、Freeport-McMoRan Copper & Gold(FCX:本社フェニックス)が操業するチリ第Ⅲ州Candelaria鉱山は、270百万US$を投じる海水淡水化プロジェクトのEISを環境委員会Conamaの地方事務所に提出した。新たな埋蔵鉱量が確認され、マインライフが9年延長し2026年まで操業可能となったことを受け、海水淡水化プラント建設の検討開始が2010年4月に発表された。
プラントは300 L/秒の淡水化した水を鉱山に供給する予定であるが、これを500 L/秒まで拡張する選択肢もある。このプロジェクトに含まれるChamonateとCandelaria鉱山を結ぶ80 kmのパイプライン建設は、33百万US$の予算で既に工事中である。
FCX社はチリではCandelaria鉱山とOjos del Salado鉱山の各々80%権益、El Abra鉱山の51%権益を有する。