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ニュース・フラッシュ

2010年8月3日 サンティアゴ 菱田 元

チリ:Los Bronces鉱山拡張工事の進捗状況

 7月30日付け地元紙等によると、Anglo American銅ユニットCEO John MacKenzie氏は、25億US$を投じるチリ第Ⅴ州Los Bronces鉱山の拡張プロジェクトは、2月27日に発生したチリ地震で4週間の遅れが生じたものの、2011年8月31日の正式操業開始に向け工事が進捗していると述べた。プロジェクトは44%完成しており、これまでの投資額は13億US$である。
 Los Bronces鉱山の2009年の銅生産量は238,423tであったが、拡張プロジェクトの操業開始後10年間の年平均銅生産量は400,000tとなる。特に最初の3年間は年間490,000tの銅生産量で、この期間は世界第5位の銅鉱山となる予定である。
 また、Anglo Americanは2009年に発見を公表したLos Sulfatos銅鉱床とSan Enrique Monolito銅鉱床をLos Bronces地区に統合する概念設計作成の作業を開始し、この作業は2011年末に完了する予定である。
 「Los Bronces地区は巨大なポテンシャルがあり、我々が現在実施しているプロジェクトで終了ではなく、まだまだこれから続くことは疑いの余地がない。」とMacKenzie CEOは述べた。

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