ニュース・フラッシュ
2010年8月10日
サンティアゴ
菱田 元
チリ:CODELCOが中国サービス提供会社に鉱山開発参加の呼びかけ
8月4日付け地元紙等によると、CODELCOは次期5年間で、現在の操業鉱山で使用する商品やサービス(鉱山用機器の調達および労働者が必要とするサービスの提供)関連事業に210億US$を支出する必要があるとサービス担当VPのJuan Medel氏が述べた。上海万博2010におけるCODELCO主催の第5回サービス提供会社との会合の席で、「これは我々の銅生産レベルを維持するための商品やサービス提供に必要な額である。」とJuan Medel氏は述べた。
CODELCOは銅生産量を現在の年間170万tから200万tに増やすため、次期5年間で主要4プロジェクトに150億US$投資する計画であるが、内訳は7%が財務エンジニアリング調査、14%が重機購入、79%が建設コストとなっている。
CODELCOは中国企業に対しサービス提供会社としてこのプロセスに加わるよう勧誘している。「我々が必要とする設備・機器類は中国からも調達可能と理解している。まもなく開始する入札に、中国企業も参加するよう呼びかけている。」とJuan Medel氏は述べた。
CODELCO CEO Diego Hernandez氏は、これから開発を始める第1番目のプロジェクトはMina Ministro Hales(MMH)の予定で、最終決定については2010年末までに行うと述べた。
