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ニュース・フラッシュ

2010年8月17日 シドニー 原田富雄

豪:CamecoはWA州Kintyreウラン開発のプレFSを2011年度実施

 ウラン生産最大手のCamecoは、WA州Kintyreウラン・プロジェクトのプレFSを2011年中頃までに着手することを発表した。Camecoは、2008年に同プロジェクトをRio Tintoから買収したが(Cameco 70%、三菱商事30%の権益)、現在Rio Tintoによってボーリング調査された地点を主体に追試を実施しており、2010年末までには資源量を確定する意向である。2008年にWA州政府がウラン開発を解禁して以降、BHP Billitonが開発を手がけるYeelirrieプロジェクトなど多くのウラン開発が進められているが、8月21日に投票日を迎える連邦議会選挙以降、WA州政府が引き続きウラン開発にポジティブであれば、Camecoとしては早期の生産体制に入りたいとしており、需要の伸びが期待できる中国、インド(非拡散防止条約未締結のため豪州政府は輸出を未承認)向けにウラン輸出の機会を伺っている。

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