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2010年8月18日
ロンドン
フレンチ香織
ナミビア:Rossing Southプロジェクトのウラン資源量、世界第6位へ
Extract Resources社(本社:Perth、TSX & ASX & ナミビア証券取引所に上場)は8月11日、同社が保有するRossing Southウラン探鉱プロジェクトにおいて、資源量の増加を発表し、同プロジェクトはウラン資源量が世界第6位へと躍進した。鉱床ゾーン1及び2のJORC規程及びNI 43-101規定に基づく概測鉱物資源量は、U3O8品位480ppmで241百万tと、前年7月より10倍増。鉱床ゾーン1、2、3、4全体の予測鉱物資源量は同品位400ppmで125.5百万tとなり、同プロジェクトの概測及び予測資源量の合計は、2009年7月に比べて37%増加した。資源量の増加について、同社は、「好調なボーリング結果によって、予測から概測資源量への更新に成功したため」と述べている。
Extract社は、Kalahari Minerals社が株40.43%、Rio Tintoが株15.3%、伊藤忠商事(株)が10.3%を保有している (※筆頭株主のKalahari Mineral社も、伊藤忠が14.9%、Rio Tintoが13.5%を出資している)。2010年Q4にはRossing SouthプロジェクトのDFS(Definitive Feasibility Study)が完了することとなっており、Extract社がRossing Southを含む大規模なHusabウランプロジェクトにて、今後もボーリング調査を継続する予定で、資源量の増加が予想されている。また、世界原子力協会(WNA)の情報によれば、フル生産レベルに達せば、Husab鉱山のウラン生産は世界第2位となることが期待されている。
