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ニュース・フラッシュ

2010年8月20日 メキシコ 高木博康

メキシコ:Cananea鉱山の元労組が再交渉権を主張

 8月19日付け業界紙等によると、2年半以上にわたってストライキを実施したSTMMRM(メキシコ鉱山冶金労働組合)のスポークスマンは、Grupo México はCananea鉱山労組員と再び交渉した後に新たな労使関係を締結すべきであると主張した。
 同スポークスマンの主張は、既に労使関係が無い控訴であるとして却下された2010年2月のメキシコ市の労働第2連邦高裁の最終結審の前に、Sonora州高裁が労組のストライキは合法と裁定し、Amparo(根拠の法律がメキシコ憲法に違反しないか問うこと)を認めたというものである。
 一方、Grupo Méxicoは、Sonora州高裁はAmparoの請願書を受理しただけで、審議して無く、Amparoは認められていないと主張している。
 労組が労使交渉の再開を求める目的は、違法ストライキ間の未払い給料、医療費、ボーナス等の支払いを要求することにある。

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