ニュース・フラッシュ
2010年8月23日
リマ
山内英生
ペルー:Doe Run Peru社の債権者会議、召集手続を開始
8月17日付け地元紙等によると、工業所有権庁(INDECOPI)は、Doe Run Peru社の債権者会議の召集手続を開始したことを明らかにした。同庁によれば、債権者企業各社は今後30日以内にDoe Run Peru社の債務を証明する書類を同庁に提出しなければならないほか、労働省によって同社の労働者の代表者が選出される見通しである。
同社は、オーナーであるRennert氏に150百万US$、債権者企業らに合計120百万US$の債務を負うほか、ペルー国税庁に対する税金の未納額は270百万US$、PAMA(環境適正化計画)目的の投資義務は140百万US$となっている。
なお、INDECOPIにおける書類受付後、同庁は債務等の確認作業を3か月間かけて実施する見通しで、債権者集会は2010年末頃に召集される見通し。債権者会議において、同社の清算あるいは再建が決定される。