豪：OZ Mineralsは銅プロジェクト買収に関心を示す

　OZ Minerals(本社：VIC州Melbourne)は、2010年7月2日に銅探鉱事業者のSandfire Resources社(本社：WA州Perth)の19％の株式を取得したものの、Sandfire Resources社は2010年7月23日に世界第3位の銅精錬業者である韓国のLS-Nikko社に対して12.5％の新株を発行しており、OZ Minerals持分比率が17.3％に縮小している。また、韓国鉄鋼大手のPoscoもSandfire Resources社の17％の株式を取得しており、自社の投資先が韓国系企業に支配されていることに関心を示しており、韓国企業との対話を持ったことを明らかにした。
　2010年8月25日に発表した2010年H1の決算報告によれば、OZ Mineralsの純利益は405百万A$と順調な経営環境にあり、また、キャッシュが14.3億A$に積みあがっていることから、同社の幹部は銅プロジェクトのM ＆ Aを検討していると伝えられており、Sandfire Resources社が所有するDeGrussa銅・金プロジェクト(JORC資源量は962万t(品位Cu 5.5％、Au 1.8g/t、Ag 14g/t)で、53.3万tの銅、55.9万ozの金、430万ozの銀を含有)に高い関心を示していると考えられる。