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モザンビーク:Noventa社、Marropino鉱区でタンタル新鉱床を発見
Noventa社(英、AIM上場)は8月25日、同社が鉱山活動行っているMarropinoライセンス鉱区にて、タンタル新鉱床を捕捉した。本鉱床はDiscoveryと名付けられ、規模は1 km²、Marropino鉱山の南東2 kmに位置する。現在は初期サンプリングを行っている最中であるが、Marropinoプラントへ最大12か月分供給できる量が期待されており、これが確定されれば、同プラントでの年間生産量は、五酸化タンタル500千lb(227t)/年以上のフル生産レベルが予想されている。
Noventa社は、モザンビークに幾つかのタンタルプロジェクトを有するが、Marropino鉱山は同社最大のプロジェクトである。Marropino鉱山は、1950~1960年代にポルトガルまたは東欧共産圏によって生産されていたが、1962~1963年のタンタル価格の急落により閉山。Noventa社は2010年4月、Marropino鉱山の操業を再開したところであった。2010年8月23日には、Marropinoプラントの回収率が従来の30~35%より、51%へ上昇したことから生産量が予想以上であったとして、アジア向けに同社メジャー顧客のうちの1社に出荷したと発表している。