ニュース・フラッシュ
2010年9月21日
サンティアゴ
大野克久
チリ:CODELCO Radomiro Tomic鉱山の労働組合が早期労使協定案を拒絶
2010年9月16日、CODELCO Norteは、約800名の組合員から構成されるRadomiro Tomic鉱山労組から早期労使協定案を拒絶する連絡を受けたことを明らかにした。
現在の労使協定は2010年11月30日で期限切れを迎えるが、これに先立ちCODELCO経営者側は、9月上旬に労組幹部に早期交渉を打診、9月5~12日にかけて交渉が実施され、9月15日に労組内で投票が行われた結果、賛成311名、反対345名であった。
CODELCO側が提示した内容は、協定期間40か月(2010年12月1日~2014年3月31日)、給与調整3.7%、交渉妥結金15.3百万Peso(約31千US$)、子女教育に係る大学や技術専門学校奨学金等であった。
今回、早期交渉が決裂したことから、10月16~21日の間に本交渉が開始されることになる。
CODELCOでは、2010年7月にSalvadorディビジョンにおいて、協定期間36か月、給与調整3%、交渉妥結金7.5は百万Peso(約15千US$)で労使協定が更改されている。