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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年9月21日 調査部 渡邉美和

ベトナム:初の鉛地金生産360t、製品は中国向け出荷

 9月20日の中国メディアは、ベトナム初の鉛製錬企業となる諒山(Lang So’n)省高禄(Cao Loc)県の鳳凰(注;現地名不明)工業区の諒山(Lang So’n) Ham Thien冶鉱加工有限責任公司(注:中国報道のママ)が、2年間の建設期間を経て、2010年9月に98%の鉛地金半製品360tを生産するに至ったと報じた。製品は中国向けに輸出されるとのこと。同製錬所は500万US$以上の投資で建設され、目指す生産能力は1万t/年である。また、同社は既に近隣の高平 (Cao Bang) 省などと、政府の原料のまま輸出しない政策に基づき、鉛鉱山開発や鉱石販売協議を締結している。また、今後も99.99%の純度の電気鉛ライン建設の投資を継続する予定とのことである。
 なお、諒山(Lang So’n)省は中国の広西壮族自治区と国境を接するベトナム東北部に位置している。

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