中国：国土資源部、鉄・銅・アルミなどの探査・採掘奨励政策を公表

　安泰科によれば、国土資源部は「鉄・銅・アルミなど不足する資源の探査・採掘奨励に関する通達」を公表した。
　その内容は、次のとおり。
　[1] 探査・採掘の重点的実施
　　国及び各省国土資源主管部門は、重要鉱床生成帯を抽出、重要調査評価区及び重要探査区を、重点的に、基礎地質調査及び事前探査を実施する。各省国土資源主管部門による探査地域整備配置計画案を速やかに提出し、中国地質調査局は中央地質探査基金管理センターと共同で探査に必要な整備整頓配置及び技術支援を行い、地質探査プロジェクトを実施する。また条件に適合する民間資本による探査・採掘事業を奨励する。
　[2] 鉱業権譲渡制度の完備
　　各省国土資源主管部門は、鉱業権の設定及び年度発行計画案を作成する時、不足する資源の計画案を優先的に作成する。登録管理機関は、不足する資源の鉱業権許可に係る審査・認可、埋蔵量評価の審査・登録などの作業を優先的に行う。企業による鉱区範囲内の深下部及びその隣接地域で不足する鉱産資源探査採掘事業を奨励する。鉄など第2種に分類される鉱産物に関し、協議による鉱業権譲渡を認め、鉄鉱探査を奨励する。国による資源探査を実施し、鉱業権に関しては諸規程に基づき入札・競売あるいは公示・払下げ方式で、主に入札方式で、譲渡する。
　[3] 探査・採掘環境の保護
　　不足する鉱産資源の探査・開発促進のため、鉱業権の付与が非合理的な場合は統合を促す。不足する鉱産資源に対する開発監督を完備させ、長期的、効果的なメカニズムを確立する。