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ニュース・フラッシュ

2010年10月4日 サンティアゴ 神谷夏実

チリ:San Jose鉱山、救出作業は10月中旬の救出を目指し大詰めを迎える

 メディア報道によると、2010年9月29日に、San Jose鉱山の坑内作業員救出のため、第Ⅲ州コピアポに鉱業大臣を含む政府関係者が集まり、救出の最終的な打ち合わせを行った。ボーリング作業の進捗についてやや楽観的な見通しがされているが、今後、実際の救出方法の詳細計画、救出後の処置等について計画を詰めていく。現在のところ、救出のタイミングは10月中旬ごろの可能性が高まってきた。一方、Pinera大統領は10月15日までに欧州外遊への出発が予定されているところ、救出のタイミングを見計らっているとされている。現在の救出計画では、作業員を引き上げるために特製のケージ(重さ200 kg、幅56cm、高さ193cm)が使われ、3台のケージを使うことにより一人当たりの救出時間を15分以内に押さえる。また、地上から救助作業員2名が坑内まで降下し作業を支援する。10月3日現在の進捗は、Plan Aは523m、Plan B(孔径拡大中)は428mであるが、Plan C(石油用掘削装置)は孔曲がりを起こしており方向を調整中とされている。

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