ニュース・フラッシュ
2010年10月4日
メキシコ
高木博康
パナマ:商工省が鉱業法改正案の国会提出を準備
2010年9月28日付け業界紙等によると、商工省は鉱山開発を進めるために必要な規定を盛り込んだ鉱業法改正案の国会提出を準備している。
同国の現行鉱業法は1963年に制定されたもので、現在では一般的となっている閉山対策等に関する規定を欠いている。同省は、数年前から環境問題に対する規定や、鉱山開発を進めるための先住民との調整規定等を盛り込んだ新鉱業法を検討してきた。
同国では、近年における最初の金属鉱山であるPetaquilla Minerals社(加)のMolejon金山が2010年1月に商業生産に到着し、平均品位Cu 0.41%、Au 0.07g/t、Ag 1.43g/t及びMo 0.008%の精測・概測資源量1,140百万tを有するInmet Mining社(加)のPetaquilla銅プロジェクトの開発準備が進んでいる。こうした動きがある中、早期の鉱業法改正が求められている。
