チリ：2010年のチリ銅産業からの国庫収入は約110億US$(2009年比約2倍)の見込み

　2010年初から現在までの平均銅価格は3.24 US$/lbで、2009年平均銅価格2.34 US$/lbと比較し40％上昇している状況にある。
　2009年の銅産業からの国庫収入(税金、特許料収入等を含む)は約66億US$で、2010年の銅生産量を5,700千tとし、現在の3.2 US$/lbレベルの銅価格が継続すると110億US$を若干上回る国庫収入の見込みである。
　カトリック大学の鉱業センターGustavo Lagos氏によると、現在の銅価格は過去2年間で最高水準にあるが、これはUS$安、中国を中心とする銅需要の拡大、銅在庫水準の低下によるものであるとコメントしている。