豪：WA州は鉱山監督員を増員

　2010年10月9日付け地元紙等によれば、WA州鉱山石油省はWA州の鉱山保安の基準向上のため、鉱山監督員を現在の48名から74名へ増員するために募集を行っていると報じた。これは現在の資源ブームによって見込まれる業務量増加に対応するもので、鉱山保安機能が低下することを防ぐ狙いがある。2008～2009年には鉱業界からも同様の声が上がっており、WA州政府に対して更に鉱山保安機能を強化する要望がなされていた。WA州鉱山石油省は、鉱山で働いていた経験のある上級鉱山監督員を求めており、技術的及び保安上の規則に精通しているだけでなく、鉱山労働者の労働環境やメンタル面も理解できる人材を求めている。鉱山監督員は潜在的な鉱山危機管理だけでなく、鉱山労働者への通常業務上の保安教育を行うことが期待されており、この増員に対しては鉱業界からも支持され、賞賛の声が上がっている。