ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 鉄鉱石
豪:WA州Yilgarn地域における鉄鉱石事業者は共同でインフラ開発を推進
2010年11月6日、WA州のYilgarn地域(Kalgoolieの北東150 km)で鉄鉱石開発を行う鉄鉱石鉱山及び探鉱事業者の11社は、同地域で生産される鉄鉱石の輸出港となるEsperace港や鉄道といったインフラ設備を共同で進めることに合意したと発表した。
11社で結成された鉄鉱石生産組合(Yilgarn Iron Producer’s Association(YIPA))は、今後Esperace港へ通ずる160 kmの鉄道整備、Esperace港の積み出し能力拡張(現在1,200万t/年から30,000万t/年)を含めたインフラ開発を共同で行うとしており、Pilbara地域で問題となった鉄道の相互利用に関する問題を予め解消しておこうという狙いもあると見られる。
同地域においては既に年産8百万tの鉄鉱石が輸出されているが、同地域は鉄鉱石資源として110億t(磁鉄鉱100億t、赤鉄鉱10億t)のポテンシャルが見込まれ、同生産組合のBromley会長(Mindax社社長)は、WA州中西部地域(Mid West)のOakajee港湾・鉄道開発プロジェクトに比べ、既存のインフラが活用できる点で優れており、Pilbara地域に次ぐ鉄鉱石産地に成長するポテンシャルを秘めていると述べている。
YIPAに所属する11社は次のとおり。
Cashmere Iron、Cliffs Natural Resources、Fairstar Resources、Golden West Resources、Hawthorn Resources、Legacy Iron Ore、Macarthur Minerals、Mindax, Mineral Resources、Polaris Metals、Transit Holdings