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インドネシア:錫・銅などに輸出下限価格制度導入か
中国メディアが転載した2010年10月14日の情報によると、インドネシアエネルギー鉱物資源省は、毎月はじめに石炭・銅・錫・ニッケルなどの鉱産品の輸出下限価格を定める制度について、近く発表するとのこと。関係者のBanbang Gatot Ariyono氏によれば、「税収を通じて政府収入を確保するもので、品種によって基準は異なるが、共に国際市場価格から誘導される」と語っている。一部についてはLMEの月平均価格やその他の国際市場価格が採用されるとのことだが、Ariyono氏による詳細な説明はない。
新たな制度では、毎月10日、各企業は政府とエルネギー鉱物資源省などに対して、前月の販売状況についての報告を求められ、販売額、販売単価、産品品位、販売先などを帳標などの記録と共に報告されることとなる。
これまで錫については、輸出許可制度により管理され、一定の条件で錫地金に対して3%の輸出税が付加されていた。これも新制度導入により、契約価格に基づく基準も輸出下限価格となる可能性があるとのこと。