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2010年10月18日
ロンドン
フレンチ香織
タンザニア:Uranium Resources(英)、年内にMtonyaウラン探鉱プロジェクトの第二段階ボーリング調査を完了
Uranium Resources社(本社:London、AIM上場)は2010年10月11日、タンザニアにおけるMtonyaウラン探鉱プロジェクトにおいて、第二段階のボーリング調査を2010年末までに完了する計画であると発表した。第一段階のボーリング調査では3孔(全長1,512m)を完了し、鉱石分析や鉱床規模の設定などを実施した。第二段階ではさらに2,200mのボーリング調査を行う予定で、本データによって鉱床モデルを作成していく計画である。
同社は、タンザニア南部のKaroo盆地に複数のウラン探鉱権を有しており、総合して12,700 km²以上の広領域で活動している。同社は7月、株式の募集(Placing shares)により80万£を調達。本資金は第二段階ボーリング調査に充てられることとなる。
なお、タンザニアでは、2010年4月に新鉱業法の草案が国会を通過したが、現在も施行待ちの状態にある。その他、Mantra Resources社(豪)、Uranex NL社(豪)が3年後に同国でのウラン生産を開始すると期待されていることから、2010年4月には、「年内に放射性鉱物の取扱いに関する諸々の法律(=ウラン鉱業法)を導入する」と同国エネルギー鉱物開発省が発表している。
