ニュース・フラッシュ
2010年10月18日
ロンドン
フレンチ香織
南ア:鉱山公社AEMFCの鉱業権・探鉱権の付与状況
地元業界誌によれば、Susan Shabangu鉱物資源大臣は2010年10月11日、民主同盟との非公式な質疑応答のなかで、南ア鉱山公社AEMFC(African Mining and Finance Corp.)には鉱業権1件、探鉱権27件がすでに付与されていると述べた。鉱業省のメディアに問い合わせたところ、具体的なプロジェクト名は回答できないとのこと。また、2010年8月には同大臣は、「2010年9月1日より、新規の電子媒体による鉱業権・探鉱権の管理システムを導入し、公民を含む利害関係者全員が、鉱物資源省のウェブサイトを使って、『探鉱・鉱業権のステータス情報』にアクセスできるようになる」と発表していたが、現状はシステム導入が遅延しているとのことで、具体的なプロジェクト名は確認できなかった。
なお、AEMFCは同国ダイアモンド公社のAlexkorと同様、2008/09は10百万ZARの営業損失、2009/10は14百万ZARの営業損失を計上している。大臣に質問した民主連盟のHendrik Schmidt氏は、「近日、ANC政府は鉱山国有化案の調査に着手したが、このことからも、ANC政府は採算性のある鉱山を操業する能力が無いことが分かる」と酷評していた。