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ニュース・フラッシュ

2010年10月18日 シドニー 増田一夫

豪:鉱工業分野の女性雇用数は低迷

 2010年10月16日付け地元紙等によれば、鉱工業分野への女性雇用数は依然として低迷しているという。National Industry Skills Councilが鉱工業分野の労働者についてまとめた報告書2010 Environmental Scanによれば、鉱工業分野では技術者不足解消の一環として女性雇用促進策が取られており、大学奨学金や雇用地等に関してフレキシブル雇用契約を提示しているにもかかわらず、女性雇用数は低迷している。各業界での女性雇用割合は、ボーリング工事4%、土木工事10%、鉱業15%にすぎない。この原因として、実際の業務は高い技術を要するものであり事務所勤務も多いにもかかわらず、汚い、労働集約型業界といった昔ながらのイメージが払拭されていないことが挙げられており、技術者不足解消に向けて、まずはこのようなイメージを取り除くことが重要であると述べている。

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