ニュース・フラッシュ
2010年10月26日
サンティアゴ
大野克久
ブラジル:ブラジル政府がアフガニスタンの鉱物資源開発で支援
先週、ブラジル外務省国際協力庁Marco Frani長官を団長とするブラジル政府ミッションがアフガニスタン首都Kabulを訪問した。
これは、2010年6月に米国により発表された1兆US$の価値が見込まれている同国の鉱物資源を民間に開放するため、ブラジル政府がアフガニスタン政府より、鉱業分野における法規制及びビジネス環境支援に係る公式要請を受けたことによるものである。
Marco Frani国際協力庁長官とWahidullah Shahraniアフガニスタン鉱業大臣との合意事項の中には、アフガニスタンの鉱床開発や鉱業法等法制度面の協力の他、同国に大規模な賦存が見込まれているリチウムについて、リチウムイオン電池に係る共同技術開発の検討も含まれている。
2010年12月には、ブラジルDNPM(鉱山動力省地質鉱産局)がアフガニスタンから調査団を受け入れ、ワークショップ開催やブラジル鉱山視察が予定されている。