豪：Ram Resources社、グリーンランドのレアアース・プロジェクトの権益を取得

　2010年10月22日、ジュニア探鉱事業者のRam Resources社(本社：WA州Perth)は、ロンドン証券市場に上場するGreenland Resourcesがグリーンランドで探鉱中のMotzfeldtレアアース・プロジェクトの51％の権益を取得したと発表した。また、同時に追加の探鉱支出を行うことにより更に15％の権益を取得、最終的に65％の権益を取得することになる、同プロジェクト資源量は500百万tと推定され、1320-1480ppmのニオブ、100ppm-130ppmのタンタルを含有するとしている。グリーンランドにおいては、現在、放射性物質を含む鉱物資源の探査は禁止されているが、数年後には解除されるものと同社は見ており買収に至ったものとしている。
　なお、グリーンランドにおいてはMotzfeldtレアアース・プロジェクトの南東約60 kmにおいてGreenland Minerals and Energy社(本社：WA州Perth)が探鉱するKvanefjeldレアアース・プロジェクトがあり、資源量457百万t(品位REO 1.07％)と発表されている。