ニュース・フラッシュ
2010年11月8日
ジャカルタ
高橋健一
インドネシア:Batu Hijau鉱山2010年第3四半期の生産量増加
Newmont Mining社(本社米国)は、2010年11月2日、第3四半期実績を発表した。この中でインドネシアBatu Hijau鉱山の第3四半期の生産量は、対前年同期比で金15%増、銅9%増の金106千oz、銅69百万lb(約31千t)となり、売上額も各々、金19%増、銅30%増と大きく伸びた結果となった。また、2010年の通年ベースの生産量は、金310~340千oz、銅250~265百万lb(110~120千t)となる見通しであることも示された。
同じく11月2日付けの地元紙等に、Batu Hijau鉱山の東60 kmに位置し、同鉱山と同じ鉱業事業契約(COW)の下で探鉱が進められているElang銅・金鉱床の規模についての報道があり、Newmont社の見通しとして、これまでの探鉱結果からBatu Hijau鉱床よりも大規模な鉱床となる可能性が大きいことが示されている。同鉱床の資源量を把握するためのボーリング調査は現在進行中であり、2011年6月頃まで実施される予定であるとしている。