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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ベースメタル
2010年11月29日 シドニー 増田一夫

豪:Rio Tintoの銅生産量は、2010年、2011年とも減少予測

 2010年11月29日付け地元紙は、Rio Tintoの2011年銅生産量は過去10年間で最低となる見通しと報じた。これは、Rio Tinto銅部門のChief ExecutiveであるAndrew Harding氏が2011年11月26日にロンドンで開催された投資家向けセミナーで明らかにしたもので、2009年銅生産量が805,000 tであるのに対し、主にチリEscondida鉱山、インドネシアGrasburg鉱山及び米国Kennecott鉱山の鉱石品位低下により、2010年銅生産量は前年比18%減の661,000 t、2011年銅生産量は前年比15%減の562,000 tとなると予測している。Harding氏は、鉱石品位低下はRio Tintoのみならず業界全体の傾向とした上で、2012年後半以降のRio Tintoの銅生産量は、一部で高品位鉱の開発が進むこと、モンゴルOyu Tolgoi鉱山の生産が開始されることから、回復する見込みであると語った。

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