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ニュース・フラッシュ

2010年12月2日 北京 土居正典

中国:第12次5か年計画(案)での地質探鉱目標

 先月開催された「2010年国際鉱業大会中国地質鉱物探査進展フォーラム」において、中国地質調査局総工室徐勇副主任は、第12次5か年計画(2011年~2015年)(案)での、地質探鉱目標について次のとおり述べた。
 中国は今後5年で、地質調査に必要な先進技術及び設備の開発・導入・普及を実施、調査・評価に向けた新たな技術基準・規範を研究、基礎地質・鉱床理論を独自に確立する。また重点鉱床区のうち、将来性のある鉱床の埋蔵量調査を実施し、ターゲット・エリア1,500カ所を確定するほか、ウラン、鉄、銅、アルミニウムなどの新たな鉱床500カ所の発見に努め、マンガン、ニッケル、スズ、クロム、モリブデンなど12種の重要鉱物資源のポテンシャル評価を実施する。なお第12次5か年計画中、重点鉱床区に指定された地域は天山、北山―祁連、秦嶺、四川・雲南・貴州3省に跨る省境地域、岡底斯、班公湖―怒江、阿尓泰、崑崙―阿尓金、豫西、湘西―鄂西、長江中下流、武夷山などである。

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