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ニュース・フラッシュ

2010年12月6日 サンティアゴ 大野克久

ブラジル:次期政権の鉱山動力大臣はEdison Lobãoが返り咲く見込み

現在、ブラジルでは2011年1月1日に発足するDilma Rousseff新政権の閣僚人事について、新政府準備委員会と与党の一つであるPMDB(ブラジル民主運動党)との調整が最終段階に入っており、PMDBからは、同党の有力者であるMichel Temer(新副大統領)と上院議長を務めるJosé Sarneyの二人が調整に当たっている。 この中で、次期鉱山動力大臣には、José Sarney上院議長と緊密な関係を有し、2010年3月まで現政権で鉱山動力大臣を務めたEdison Lobão上院議員が就任する可能性が高いと報道されている。Edison Lobão上院議員は、鉱山動力大臣任期時に新鉱業法制定及び鉱業ロイヤルティ引き上げを強く主張していた。 なお、40席近くある閣僚ポストのうち、9席が内定及びそれに近い状態にあるが、Dilma Rousseff次期大統領色は僅かに1席のみで、残りは全てLula政権で要職に就いていた人材が占めている。マスコミはこれを第三次Lula政権と評している。

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