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ニュース・フラッシュ

2010年12月11日 サンティアゴ 神谷夏実

チリ:CODELCO人員削減計画、組合側同意

 メディア報道によると、CODELCOは全従業員の10~15%に相当する人員削減計画を検討しているところ、同社のESPINOZA役員(労働組合代表)は同社のすべての労働組合が計画に同意したと語った。同プランは退職間近、病欠、長期欠勤の従業員を対象としており、全従業員2万人の約10%が受け入れる見通しであるという。同社Hernandez総裁も、すでに全て労働組合が人員削減計画に同意したと語っている。人員削減計画は、同社の人件費抑制、平均年齢引き下げのために計画されたもので、通常の退職金以外に割増金が支払われる。また退職者3人に対し、新たに1人を新規雇用する計画も含まれている。これにより、同社従業員の平均年齢は49歳から47歳に下がり、チリの平均労働者年齢の43歳により近づくとみられる。この人員削減計画は、CODELCOが進めている合理化、効率向上を目指すリストラ計画の一環である。

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