ニュース・フラッシュ
2010年12月13日
ジャカルタ
高橋健一
フィリピン:政府、鉱山企業にロイヤルティを課す方針を示す
各社報道によれば、フィリピン環境天然資源相は、「今後、鉱山会社に対し、総利益の5%相当のロイヤルティを課す」方針を示した。現フィリピン鉱業法では、戦略的鉱物資源として政府が指定したものについて、鉱山会社に対し最大5%のロイヤルティを課すことができる規定があるが、実際は適用されてこなかった。今後、原則としてすべての鉱物資源についてロイヤルティを課す方針であるとして、政府内で検討を始めた模様。実際の導入においては、法律の改正は伴わないため、可能な限り早期に実施する予定であるとしている。