ニュース・フラッシュ
2010年12月20日
ロンドン
フレンチ香織
カザフスタン:Tau-Ken Samruk公社、Rio TintoまたはValeとの共同探鉱を模索
各社報道によれば、カザフスタン工業新技術省(Ministry of Industry and New Technologies of the Republic of Kazakhstan)の副大臣は2010年12月14日、同国のTau-Ken Samruk鉱山公社が、Rio TintoまたはValeのどちらかと共同で、Karaganda州Spasskayaゾーンを探鉱する機会を模索していると発言した。Spasskayaゾーンは面積1万2千km²規模で、金、銀、銅資源などの多金属鉱床が期待される。2010年9月には、Valeが本ゾーンの開発に興味を示していると報じられていた。
Rio Tintoは2010年6月、カザフスタンのTau-Ken Samruk公社と共同探鉱・採掘に係るJV事業の形成に係るMOUを締結。50:50の参加比率で、本MOUにより、Tau-Ken Samrukは探鉱・生産権やその他の権利を得るために援助し、Rio Tintoは技術協力、及び探鉱、採掘、製錬プロセスなどのグッドプラクティスを共有する役割を担うこととなっている。Tau-Ken SamrukのCEOは、「本JV事業により、銅、金、ボーキサイト、鉄鉱石を探鉱する方針である」と述べている。
