ニュース・フラッシュ
2011年1月9日
サンティアゴ
神谷夏実
チリ:Isla Riesco社、Mina Invierno石炭プロジェクトの修正環境報告書を提出
報道によると、チリMinera Isla Riesco社(Copec社、Ultramar社のJV)によるMina Invierno石炭プロジェクト(チリ南部第12州)について、同社は、オリジナルの環境報告書に対する修正報告書を1月18日までに環境省(MMA)に提出し、順調にいけば30~45日後に許可が下りることになるという。オリジナル報告書は2010年1月に提出されていた。現在の計画では、露天掘りにより亜瀝青炭を年産6百万t生産する。埋蔵量は73百万t、マインライフは12年で、環境許可が下り次第建設に着手する。生産が軌道に乗れば、現在のチリの発電用石炭輸入量の約30%相当量を供給できるという。現在チリは、石炭をコロンビア、インドネシア、豪州、米国から輸入している。なお、同プロジェクトは、2008年に民営化されたプロジェクトの一つで、周辺地域には他にRio Eduarudoプロジェクト、Elenaプロジェクトがあり、埋蔵量は10億t程度あるとみられる。