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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 ベースメタル
2011年1月17日 ロンドン フレンチ香織

ナミビア: Weatherly社、中国ECEとBerg Aukas鉛亜鉛旧鉱山の共同開発に合意

 アフリカ業界誌によれば、Weatherly International社(本社:London、AIM上場、以下’WI社’)は2011年1月12日、中国のEast China Mineral Exploration and Development Bureau(有色金属華東地質勘査局、略称:ECE)と共同で、ナミビア北部のBerg Aukas鉛亜鉛旧鉱山の再開発で合意した。また、これを受けて、WI社及びECEは英国を拠点とした新会社『China Africa Resources』を設立した。新会社の株式65%はECEが保有し、残り35%はWI社が保有する。近日中にロンドン証券取引所のジュニア企業向けAIMに上場される予定である。
 Berg Aukas鉛亜鉛鉱山では、1959~1978年の間、鉛、亜鉛及びバナジウムを含む鉱石130千t/年が生産された。閉山時のデータによれば、同鉱山の鉱石埋蔵量は1,651百万t(品位Zn 17%、Pb 5%、V2O5 0.6%)。現在はBankable FSが完了間近であるが、2010年8月のWI社発表によれば、同鉱山から、亜鉛30千t/年、鉛10千t/年、バナジウム(V2O5) 750 t/年の生産が期待されている。
 ECEは、第一段階のBerg Aukas鉱山開発コストに対して既に100千£(159千US$に相当)を投資しており、今後は、新会社へBerg Aukas鉱山の権益を譲渡させるためにも、4.8百万£の追加投資を行う予定である。同業界誌によれば、ECEはナミビアでの資源権益獲得を活発化しており、ここ数年でベースメタル、鉄鉱石、金を含む探鉱案件18件を取得し、面積は7,146m2に及ぶ。

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