ペルー：Chinalco Peru社、Toromocho銅プロジェクト、3月にも鉱山建設開始と発表

　2011年1月20日付け地元紙等によると、Chinalco Peru社のArrieta法務・企業案件副部長は、2011年3～6月にToromocho銅プロジェクト(Junin県)の鉱山建設を開始し、2013年H2に完了させる計画である旨を明らかにした。
　同氏によれば、Toromocho銅プロジェクトでは生産開始年に80万t、操業開始から3～4年後には、年間100万tの銅精鉱を生産する予定である。Toromocho銅プロジェクトのEIA(環境影響評価)は2010年12月にエネルギー鉱山省による承認を受けており、現在は鉱山建設工事等に必要な許可手続を行っている。
　Arrieta氏は、ChinalcoはToromocho銅プロジェクトに対する投資義務2,200百万US$のうち、既に1,500百万US$を投資したとし、このうち700百万US$は重機購入等プロジェクトへの直接投資であり、800百万US$はプロジェクトを所有していたPeru Copper社の買収資金であると説明し、更に、開発対象となるMorococha村の移転費用として100百万US$を投資する計画であると述べた。