米：Freeport-McMoran、2010年操業実績を公表

　Freeport-McMoRan Copper & Gold Inc.(本社：米AZ州Phoenix；以下、Freeport)は、2011年1月20日、同社の2010年の操業実績を公表した。発表によると、2010年の生産実績は銅3,908百万lb、金1,886千oz、モリブデン72百万lbであり、これは2009年の生産実績(銅4,103百万lb、金2,664千oz、モリブデン54百万lb)と比較すると、モリブデンを除いてわずかに減少している。副産物収入を考慮した銅の生産コストはUS$0.79/lbであり、これは2009年実績US$0.55/lbより上昇している。
　2010年に同社が投じた資本費は14億US$であり、2011年には25億US$を見込んでいる。
　また、2010年末時点でのFreeport保有鉱山の可採鉱量(確定＋推定)は、合計で銅120.5 10億lb、金35.5百万oz、モリブデン3.39 10億lbとなっている。
　FreeportのCEOであるRichard Adkerson氏は、もしすべてのプロジェクトが承認されれば、今後5年間で80億US$から100億US$を投資することも併せて表明している。この投資には、80％完了しているチリEl Abra鉱山の硫化鉱処理設備に対するものや、インドネシアGrasberg鉱山周辺鉱体の開発プロジェクトに対するものが含まれる。