ニュース・フラッシュ
2011年1月24日
北京
土居正典
中国:甘粛省、隴南廠壩鉱区資源統合完了
中国鉱業ネットによれば、白銀有色集団株式有限公司廠壩鉛・亜鉛鉱山と成州鉱冶公司は資源統合・資産再編を行い、採掘・選鉱・製錬を一体化した甘粛廠壩有色金属有限責任公司を設立した。資本金は25億元、株式は白銀有色集団公司70%、成県金和国有資産投資管理有限公司23%、天成工貿有限責任公司7%を保有する。 国家重点計画に組み込まれている隴南廠壩鉱区は、中国第二の埋蔵量を有する鉛・亜鉛鉱床鉱区であり、白銀有色集団公司廠壩鉛亜鉛鉱山は1984年から基礎建設工事を開始、1992年に操業開始し、現在の鉱石生産能力は150万t/年である。今回の統合にあたり、甘粛省党委員会及び政府は工業発展戦略の視点から採掘権統合を決断し(2009年7月)、白銀有色集団公司、隴南市党委員会及び市政府の間で同鉱区資源統合資産再編協力協議書を締結(2010年2月)、その後企業による統合合意、資源埋蔵量の照合確認と再編資産の評価作業が行われた。