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ニュース・フラッシュ

2011年1月27日 サンティアゴ 神谷夏実

ブラジル:2010年の探鉱申請件数、対前年30%増

 DNPMは2011年1月21日、2010年の探鉱権申請件数を発表した。これによると、コモディティー価格上昇を反映し、前年の16,037件を30%上回る20,982件となった。また2011年の申請件数は更に増加し27,000件程度とみている。内容は、Minas Gerais州が4,530件と最大で、全体の22%を占めた。これに続き、Bahia州が2,884件、Goias州が1,508件となった。これに対し、DNPMの許可件数は18,299件で、Bahia、Minas Gerais、Goias、Mato Grosso、Rio Grandeの各州合計が全体の58%を占めた。また2010年の特徴として、砂、砂利、粘土等建設資材関係の開発許可件数が、住宅建設等を反映し、2009年の1,132件から1,584件に増加した。DNPMのNery局長は、ブラジル経済が2008年、2009年の経済危機の影響から回復傾向にあることを反映し、2011年も同様の傾向が続くと語った。またDNPMによる鉱業権の電子申請システムの導入が効果を発揮しているという。

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