ニュース・フラッシュ
2011年1月28日
調査部
渡邉美和
中国:長征電気の鉱業への進出、地方政府の支持獲得
現地報道によれば、貴州省遵義市は「貴州長征電気股分有限公司のモリブデン、ニッケル鉱山開発に関わる問題の承認」を公表、貴州長征電気股分有限公司のモリブデン、ニッケル鉱山の買収開発を支持し、省政府と協調しながら同市関連部門もこの動きを支持することとなったと伝えた。
今後、このモリブデン、ニッケル鉱山開発は、遵義市の第十二次五カ年計画の経済成長計画に計上され、それに関する優遇政策を受けることとなる。高中低電圧の電気素子を製造する貴州長征電気股分有限公司は、2010年、既に鉱山会社の株式を取得し、鉱物資源開発を共同で推進している。また、遵義市の省資源開発の目標と適合させながら、鉱石加工を行うことで、企業としての新たな利潤源として育成しようとしていると見られる。
貴州長征電気は既に、裕豊鉱業の100%株式、恒生鉱業の株式100%、通程鉱業の株式100%取得を公表している。3社とも遵義市の在地企業で、モリブデン、ニッケル鉱山を保有している。
