ニュース・フラッシュ
2011年1月31日
バンクーバー
片山弘行
加:Pacific North West社、ON州River Valley PGMプロジェクトの権益を100%取得
Pacific North West Capital Corp.(本社:バンクーバー;以下、PFN社)は、2011年1月31日、同社がAnglo Platinum社とJVにより探鉱を実施していたON州のRiver Valley PGMプロジェクトの権益を100%取得することになったことを発表した。
本契約では、PFN社はAnglo Platinum社の100%子会社であるKaymin Resources Ltd.(以下、Kaymin社)が保有するプロジェクトの権益50%を取得する代わりに、PFN社の追加払込義務のない普通株式8,117,161株と、1株C$0.30で3百万株購入可能な3年物ワラントをKaymin社に発行する。これにより、PFN社はRiver Valleyプロジェクトの権益を100%保有することとなり、一方でAnglo Platinum社はPFN社の権益を12%保有することとなる。
River Valleyプロジェクトは北米でも数少ないPGMプロジェクトであり、1998年にPFN社が取得、1999年にAnglo Platinum社が50%の権益を取得するために参入した。現在まで精力的に探鉱が実施されており、2006年3月にはNI43-101準拠の精測資源量として8.53百万t(Pt 0.43g/t,Pd 1.29g/t,Au 0.07g/t)、概測資源量として22.02百万t(Pt 0.30g/t,Pd 0.85g/t,Au 0.06g/t)(カットオフ品位Pt+Pd 0.7g/t)が計上されている。本プロジェクトは、サドベリーのNi-Cu-PGM精錬設備から約60 kmに位置しており、開発に際して有利である。
