ニュース・フラッシュ
2011年2月9日
サンティアゴ
神谷夏実
チリ:Teck、Quebrada Blanca鉱山拡張のためのFS、2012年初頭の完成をめざす
メディア報道によると、TeckのLindsey社長は同社の業績発表において、Quebrada Blanca鉱山拡張のFSを、2011年初頭に開始し2012年初頭の完成をめざすと語った。同鉱山は、チリ第Ⅰ州にTeckが100%権益を保有する銅鉱山で、現在の年産銅カソード85千t規模のSX-EW生産施設を年産銅量200千tの銅精鉱生産施設へ移行する計画である。拡張計画は、現在採掘している酸化鉱の深部にある硫化鉱を開発し銅精鉱を生産するもので、副産物としてモリブデン5,100 t/年も生産される。拡張コストは概算値として6億US$と見込まれている。