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南ア:Mining Indaba 2011参加報告
2011年2月7~10日の4日間、世界最大級の鉱業大会であるMining Indaba 2011が南アのケープタウンにて開催された。世界全体から800以上の資源企業、アフリカ40か国以上の政府関係者等が参加。事務局発表によると、2011年は2010年の4,500名を大きく上回る6,000名の参加があった。ケープタウンでの燦燦と輝く太陽のように、カンファレンス会場内も熱気に溢れ、会場の至る所で、アフリカ政府関係者と資源企業が積極的に意見交換を行っている姿や、企業間で真剣にビジネスミーティングを行っている姿が見られた。
日本の政治家として初めてMining Indabaに出席した中山経済産業大臣政務官は、Non-African Governmental Sessionにおいて「アフリカと日本の新たなパートナーシップを求めて」と題する講演を行い、資源開発、人材育成・産業振興、インフラ整備といった日本・アフリカ間の互恵的経済協力関係の構築やTICAD Ⅳで表明されたアフリカ支援の方向性・数値目標などを紹介した。また、アフリカでの日本企業による資源開発プロジェクトを紹介し、技術移転や雇用促進等日本企業による投資の優位性をアピールした。
更に、アフリカ大臣セッションにおいては、在南ア小澤特命全権大使とJOGMEC藤田副理事長が、「日本とアフリカ鉱業:ビジネスと政府の役割」と題する講演を行い、資源開発における日本の優位性やアフリカでのJOGMECの活動等を紹介した。
上記講演を受けて、司会を行ったInternational Business AdvisorsのAnthony Carroll氏から、「JOGMECボツワナリモセンセンターを始めとした日本の技術移転の取組みについて、アフリカの持続可能な経済成長の実現に寄与するものと高く評価するとのコメントがなされた。
このほか、カンファレンス会場の展示エリアでは、JOGMECに加え、JBICが初参加。日本のプレゼンスが高まる有意義な会議となった。